亡くなる10ヶ月前のパフォーマンスです(評価:)
Eva Cassidyは1996年に黒色腫(皮膚癌の一種)によりわずか33歳で夭折したアメリカの歌手。Method Actor(88)、The Other Side (92)、Live At Blues Alley(96)、Eva By Heart(97)の4作のアルバムを残し、亡くなるまでは地元以外では無名に近い存在だったそうです。これは3作目で、1996年1月2日/3日に録音され6月に発表されたEva Cassidy唯一のライヴ盤で、同時に最も人気のあるアルバムだと思います。
有名な曲がずらりと並んでいるので取っつきやすいですが、よく知られたメロディを敢えて大胆に崩し、大幅にゆったりしたテンポでソウルフルに歌っている曲が多く、スタンダードをオーソドックスにプレイするミュージシャンを好きな人には違和感があるかもしれません。
ちなみに、1996年7月にはじめて黒色腫と診断された時には既に腸骨に転移しており、余命3‐5か月と宣告されたそうで、実際11月に亡くなりました。最後となった1996年9月のパフォーマンスは、友人や家族を含む聴衆の前で、最後をルイ・アームストロングの"What A Wonderful World"で締めくくったそうです。