ギターインスト・ライブの最高峰(評価: )
中学生の頃、それこそLPが擦り切れるまで聴きました。そしてそれから30年近くが経過して、CDとして買い直して聴いても新鮮です。
A面は直近に発売されたJolly Jiveから、B面はデビュー時からの本人のお気に入りを選曲してあり、全てが彼のオリジナル曲です。どれも本当に名曲で、この作曲能力は当時の日本人としては異次元だったのではないでしょうか。恐らく、ソロも含めて全てアドリブではなく作曲してあったはずです。作曲家・編曲家としてのピークと演奏家としてのピークが重なった時期の、奇跡のライブです。(実際にはミストーンも多いのですが、当時のギター小僧たちはフィンガーノイズまで真似ようとしたものです。もちろん私も。)
この当時の高中正義の音色は、普通のコンプレッサーではなくオレンジスクイーザーを使っているところが特徴です(ジャケットを見ると、ギターのお尻のほうに小さな箱が付いているのが見えるはずです)。足踏み式ではない、ギターに直接接続する珍しいエフェクターで、少しこもったような暖かい音になります。高中はこのあと、もう少しエッジの立った音色に変えて行きますが、私はこの当時のブルージーな音が一番好きです。ブルージーでありながら明るいというこの音色は、ほんの少しだけ(1/8音階くらい)高めに設定したチューニングという「隠し味」による、彼にしか出せないものでした。
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