サントラを越えた名盤です(評価: )
ご存知、アメリカのルーツ・ミュージックに迫った激渋のサントラ盤です。2001年のカントリー・チャートNo.1、全米No.1(リリース63週目)、トータル・セールスが500万枚以上と、凄いことになってます。またグラミー賞では「年間最優秀アルバム」「最優秀サウンドトラック・アルバム」のほか、「最優秀カントリー・コラボレーション」:「マン・オブ・コンスタント・ソロウ(ずぶ濡れボーイズ)」、「最優秀男性カントリー・ヴォーカル」:「オー・デス(ラルフ・スタンレー)」を受賞し、またプロデュースしたTボーン・バーネットは「年間最優秀プロデューサー」を受賞しています。
数字や記録だけでは語れない側面としては、このアルバムがアメリカのルーツ・ミュージック・ブームの発端となり音楽シーンの方向に影響を与えたということでしょう。これはサントラとしては殆ど例のない画期的な出来事であったと思います。
しかし、これが「ブーム」で終わってしまうところが悲しいところです。アメリカではやはり打ち込みの大量消費型の音楽がチャートを占めていますし、同じくTボーン・バーネットがプロデュースした映画A.ミンゲラ監督の"Cold Mountain"のサントラは同様にルーツ・ミュージックに根ざした作品でしたが、こちらはそれほど大きな話題になりませんでした・・・。
ただ、いずれにしてもこれはサントラという域を超えた名盤ですし、音楽ファン必聴のアルバムと思います。
なお、このサントラの発表当時収録アーティストによるコンサートがナッシュヴィルのRyan Auditorium、ニューヨークのCarnegie Hallで開かれ、その模様はライブ・アルバム"Down From The Mountain"としてリリースされています。コンサートの映像もドキュメンタリー映画監督のD.A.Pennebakerにより記録されているとの事です。
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