昭和の「軍歌」(評価: )
このCDは昭和の軍歌を集めたものです。 ここでは「軍歌」とは、主に陸海軍の部隊の歌と理解されています。 要するに、主に軍人が歌うことを前提とした歌ということ。 曲目をご覧になれば分かるとおり様々な部隊の公式歌があり、 歴史資料としても価値があります。 ただし戦後録音の割合が多いのに注意。 具体的に言えば、1,4,5,8,9,13,14,16が戦後録音。 要するに内部向けの歌ですから、戦前はコードに収録されなかったわけですね。 とはいえ、戦後録音も「男声合唱団」の録音ですから、 下手な編曲でイメージが崩れるという心配はありません。 特に「台湾軍の歌」はかなり優れた録音だといえます。 なお、17番以下は歌い手が軍楽隊ではなく、 当時の歌手(霧島昇、伊藤久男など)になっています。 支那事変に突入した為、軍楽隊が録音している場合じゃなくなったのでしょうか。 どちらにせよ、17以下は「軍歌」というよりも、「戦時歌謡」色が強くなっています。 さて、優秀な録音を挙げれば、 「陸軍行進曲」「大陸軍の歌」、先述の「台湾軍の歌」 「大東亜戦争陸軍の歌」「大東亜戦争海軍の歌」などでしょうか。 やはり時の試練を経てないだけ、 「明治・大正の軍歌」に比べて質は落ちます。 勿論、軍歌CDとしては優良な部類には入りますが。
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