HMが最も盛んだった頃の最も素晴らしい作品!(評価: )
「重金属音楽」が最も支持されていた80年代。その中で最も完成度の高いアルバムは?と問われたら私は迷うことなくこう答えるだろう。「JUDAS PRIESTの”Defender Of the Faith”と”Screaming for Vengeance”です」と。(ふたつ挙げた時点でもはや「最も」ではない?)前作”Screaming for Vengeance”で、ブリティッシュ・テイストそのままにアメリカという巨大市場でも成功を収めたJUDAS。この作品は前作の「重金属」路線を踏襲しつつ、いや、さらに「重金属感」を増したハイ・クオリティな作品なのだ。 疾走する(重たい)バスドラとベースの上をグレン・ティプトンとKK・ダウニングのツイン・ギターが縦横無尽に駆け巡る。(#4”The Sentinel”での激しく呼応し合うツイン・ギター・ソロ(?)はまさに圧巻!これだけでも聴く者は身震いが止まらないだろう。)そして、(もちろん)ロブ・ハルフォードの「重金属」ヴォーカル!時に圧倒的な重厚感で、時にすべてを切り裂くようなハイトーンで迫ってくる。ライブで彼の「生の叫び」を聴いたときは、そのあまりにもの「高金属」性に「これはアンプのハウリングではないか?」と一瞬耳を疑ってしまった。とにかく生身の人間の出せる声ではない。 「HM=重金属音楽」と、正統的(?)に解釈すれば、他のすべての作品はこの二枚のアルバムの前で霞んでしまうしかない。(LA「メタル」などとは、よくもうまく言いまわした詭弁に過ぎない。)それ故に次作”TURBO”が「正統派HMフリーク」に与えた失望感も大きかったのだが・・・。
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