Princess of Hip Hop Soul(評価:)
デビュー作にして全米アルバムチャート1位。同時に1stシングル(2)もシングルチャート1位に送り込む離れ業をやってのけた21世紀のHipHop Soul界のプリンセス、Ashanti。数々のアウォードも受賞したこのアルバムは、全ての曲があたかも一つのストーリーかのように錯覚するほど、アルバムのまとまり具合がすごい。シンプルなタイトルトラックにこめられた彼女の思いも十二分に感じられるというもの。ただボーカルは全体的にあえて抑え気味。これも2ndアルバムでのボーカルを見れば、意識的だったことがわかる。でもこれら曲調にはこうしたボーカルが逆に合っているというもの。ここからはシングル(2)(3)(9)がカットされたが、どれも大ヒットを記録し、アルバムに華を添える結果に。まずこの中ではビギーの"One More Time"をモロに連想させる(2)(14)がいい。確信犯的なネタ使いだが、このクラシックを再構築して彼女の世界にしてしまっているのはすごい。そして(4)。これはJa RuleのR&Bチャートトップに輝いた曲のパート2という触れ込みの曲だが、これが問答無用にいい曲。オリジナルよりもより明るい感じで、Ashantiにぴったり。またダークな雰囲気の(8)もジワジワ迫りくる感じでついつい聞き入ってしまうし、ダウンローな(9)もサビでのループが癖になる。グラミー賞で披露した(16)も、普遍的なメロディーで単純にいい曲。曲調が全体的にまとめられている分、アルバムトータルの完成度はやはり高い。ずしんとくるタイプのアルバムではないが、さらっとしていながら妙に気になってしまいリピートしてしまう、そんな一枚。
この評価・レビューへの支持:投票総数 3件中 2票の支持
HipHop Soul復活!(評価:)
R&Bチャート1位を獲得したデビューシングル(2)を含む1stアルバム。Irv Gottiが総合プロデュースを手掛けたこれは、懐かしのHipHop Soulを彷彿とさせる大ネタ満載。だが今の時代、逆にこれがすごく新鮮。One more timeが懐かしい(2)(14)は問答無用にいい曲だし、(3)(6)(8)もメロウでいい。全体的にメロウなビートが並んでいるが、ライトな彼女のボーカルもこれらの曲にすごくマッチしていていい。アルバム全体を聞きとおせる好作。