やっぱり、最後は“MOTHER”で終わった方が・・・(評価: )
このアルバム最大の聴き所は一曲目かもしれません。その一曲目は、往年の大ヒット曲“What'd I Say”のセルフカバーなのですが、これが全然別物になってるんです。もう、とにかくものすごくポップなアレンジになっていて最初に聞いたときには、私はその曲が“What'd I Say”だということに全く気付きませんでした。 このアルバムに収録されている曲は、一曲目の“What'd I Say”に限らず総じてポップな曲調のものが多いのですが、そんな中で最後に収録されている“Mother”は、老いたレイ・チャールズが在りし日の母を思って歌うしっとりとした曲になっていてアルバムの最後を飾るにはぴったり、のはずなんですが・・・、この日本版にはボーナストラックとして、その“Mother”の後に“Ellie My Love”が入っているため“Mother”がラストではないんですねぇ・・・。 個人的なことを言えば、“Ellie My Love”は決して嫌いではないですし、良い曲だと思うのですが、このアルバムに関していえば全体の構成を考えてみてもやはり最後の曲は“Mother”の方がよかったでしょう。確かに、“Ellie My Love”は日本国内で販売したレイ・チャールズのCDの中では最もセールスの良い曲ですから、売る側としては入れた方が売れ行きが良いのかもしれませんが、やはりこのアルバムには入れるべきではなかったと思います。最後に“Ellie My Love”があることで、せっかく“Mother”が作ったしっとりとした雰囲気が損なわれてしまいますから・・・。
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