遊び過ぎなぐらい遊んでいる(評価: )
1991年8月22-25日ニューヨーク、ウッドストック、ドリームランド・レコーディング・スタジオにて録音。
ジャズ界でおそらくボビー・マクファーレンほど競演を望まれているミュージシャンはいない。チック・コリアなどあげればきりがないが、それは彼のボーカルの持つ『可能性』が新しい音楽を確実に生み出してしまうからに他ならない。この『可能性』にジャズではなくクラシックからも競演を望んだのがヨー・ヨー・マだ。この後のヨー・ヨー・マの新分野への挑戦は続き、1997年5月28-29日に録音されたあの『Soul Of The Tango』でピアソラの音楽をやり、大傑作アルバムを産むことになる。
で、本作は緊張感というものは皆無で遊び過ぎなぐらい遊んでしまっている。まるで二人の『子供』の作品のようだ。『Bach: Musette In D, BWV Anh 126』など"ロボット"・ボビー・マクファーレンとヨー・ヨー・マがライヴをしているようにレコーディングしていて、初めマクファーリンの『Kalimba Suite』のフレーズをわざと間違えて歌ったりする。困ったロボットである。なかなか楽しめるアルバムだ。
この評価・レビューへの支持:投票総数 5件中 4票の支持
|