日本人でよかったと思える本物のエンタメ・バンド(評価: )
40年以上前(!)ビートルズの音楽をいち早く日本に紹介し、後のGSブームの先達となったスパイダースのベスト。
マチャアキ&順のツートップもキャラ立ちまくりで最高ですが、もう一つの聴きどころはムッシュ、井上尭之、大野克夫といった珠玉ミュージシャンによるサウンドプロダクション。もろビーチボーイズな曲から、フォークやサイケ調、基本的には歌謡曲仕様の「夕日が泣いている」に至るまですべてがスパイダース・サウンドとして消化されています。あらためて聴く「あの頃きみは若かった」も懐メロというより、鉄琴や躍動感あふれるコーラスを効かした洒脱なポップ・ソングとして耳に響くはず。
当時人気ではスパイダースを凌駕していたジュリー率いるタイガースが、他人の曲で「遠い国からとんできた 銀の瞳の星のプリンス〜♪」などと歌わされていたことを思うと、スパイダースのバンドとしてのスキルや音楽に対するポテンシャルの高さは圧倒的!
ビートルズ来日時、「その他のバンドでは一番だけど、ビートルズにはかなわない」と前座を辞退したという逸話にも納得です。
日本人で音楽好きなら聴いて損はないと思いますよ。
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