これまでにない色彩感(評価: )
ジャケット写真の彼女は金色と赤色が目立つ。彼女のオーラの色そのもの。
今までのアルバムは彼女自身が前面で主張する演奏で、そして作品ごとに成長を感じさせるものであった。
今回20歳となる直前の演奏は巨匠たちとのハーモニーで彩られている。
浮くことなく沈み込むことなく調和している。
今までの彼女の元気な演奏が巨匠達を前に主張を無くしている訳ではない。
素晴らしいメンバー達とのホーンセクションはピタリと息が合っている。
メンバーそれぞれの演奏がそれぞれの色彩を描き出している。
その中でもやはり矢野沙織の色は輝いている。
メンバー達とのハーモニーの中から浮き出てくる彼女のアルトサックスは以前の演奏より愉しんでいるように感じられる。
そのせいか聴いている側のリラックスして聴けると思う。
06年10月27日、彼女の20歳の誕生日の演奏を名古屋ブルー・ノートで聴いた。
彼女の赤いドレスがとても印象的だった。
ライブの演奏はアルバムとはアレンジが異なるが、彼女たちの“呼吸”を充分に確認できた。
ですから、このアルバムはホンモノです。
ランディ・ブレッカーのTp
ジェームス・ムーディーのTs&Fl
スライド・ハンプトンのTb
・・・
この素晴らしき巨匠達の演奏と合わせても大変お勧めです。
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