ありがちな企画だが、面白い。(評価: )
CDをプレイヤーに入れて、まず耳に入る三波春夫+コーネリアスの「赤とんぼ」が面白い。
エレクトロニックな要素は極力排され、渋いヴォーカルに寄り添うような静かな伴奏が心地よい。
他にも、静謐さを湛えたグリッチ・ノイズに淡く強いヴォーカルが乗ることで、身を切るようにせつない仕上がりになった坂本龍一+中谷美紀の「小さい秋みつけた」、
ジャジーでスウィンギンなリズムが楽しい八代亜紀の「証城寺の狸囃子」、
テクノ方面で活躍している金原千恵子ストリングスを従えたくめさゆりの「旅愁」など、
ノスタルジーに訴えるエモーショナルな作品が多い。
秋の夜長にしみじみと聴きこみたい。
期待していたヤン富田(ドゥーピーズ)は、ミニマルな感じで、これまたエレクトロニックな要素は少なく、ちょっとがっかり。
カヒミ・カリィはいつものようにウィスパー・ヴォイス。大友良英のギターもギャンギャンに唸ることなく、声に静かに寄り添う。
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