もう一つ「何か」が欲しかった。(評価: )
デビューアルバムである前作より約1年7か月ぶりにリリースの今作ですが、個人的にも気になっていた作品でしたので早速、拝聴しました。
リリース前よりオフィシャルHPよりアルバム全曲の1曲あたり30秒程度の試聴をした時の感想は「前作と同じ感じの作品だな。」という印象を受けました。
実際にフルで聴いてみてもやはり前作同様、アメリカンポップ(ロック)を彷彿させる内容に仕上がっています。
むしろ今作の方がポップス色が強まり、明るい曲調の楽曲も多いので「初期の絢香の曲はあまり聴いていない。」と言う人でも結構聴き易いと思います。もちろん「前作は良かった。」という人も違和感なく聴けると思います。
ただ、残念なのはこれも前作同様「コレ」と言った必殺技的な楽曲が無かった点です。具体例を挙げれば「I believe」や「三日月」と言った荘厳さを感じさせる曲が無かった事です。
前作の時点で「コレ」と言った必殺技的な楽曲が無かった点については「デビュー作だから仕方がない。」と思っていましたが、現在はJpop女性アーティストではトップクラスの地位を築いたのだから「I believe」や「三日月」を超えるような楽曲を期待したくもなります。
容姿とは裏腹(?)の逞しい歌声も今作ではやや単調な印象も受けました。やはりキープコンセプトの作風がそういう印象を持ってしまったのかもしれません。
また、アルバム全17曲は曲数としては非常に多すぎです。それと「武道館ライブDVD付」「全シングルDVD付」「CDのみ」の三種類のCDがあるもの考え物です。明らかに「今の絢香なら何を出しても売れる。」と言った売上向上目的のセコイ売り方としか思えません。「特典DVD付」なんて要らないから純粋にCDアルバムのみで売って欲しいですね。
世間の評判や売行きはまずまずなようですが「前作がヒットしたから今作もこれでいいや。」と言った変な意味で安泰してしまっているように感じるのは私の考えすぎでしょうか。
聴き易さ、分かりやすいノリと言うのはいい事ですが、何か「+α」(プラスアルファ)が欲しかったです。
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